昭和42年第4回定例会(昭和42年11・12
月)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和42年11月8日)
◯議事日程 昭和42年11月8日午後2時開議第1 報告第46号 昭和41年度大阪市
歳入歳出決算報告について (
一般会計、
大学医学部付属病院事業会計、
食肉市場・
と畜場事業会計、
宅地造成事業会計、
都市施設整備事業会計、
都市開発資金会計、
母子福祉貸付資金会計、
国民健康保険事業会計、
公債費会計)第2 報告第47号 昭和41年度大阪市東寺町外17財産区
歳入歳出決算報告について第3 議案第122号 昭和42年度大阪市
路面交通事業会計補正予算(第2回)第4 議案第123号 昭和42年度大阪市
高速鉄道事業会計補正予算(第1回)第5 議案第124号 昭和42年度大阪市
公債費会計補正予算(第4回)第6 議案第125号
執行機関の附属機関に関する条例の一部を改正する条例案第7 議案第126号 大阪市
市税条例の一部を改正する条例案第8 議案第127号
大阪市立大学家政学部学舎新築工事請負契約締結について第9 議案第128号 大阪市
工業用水道事業給水条例の一部を改正する条例案
--------------------------------- 報告第48号 昭和41年度大阪市
歳入歳出決算に係る主要な施策の成果に関する報告について (
一般会計、
大学医学部付属病院事業会計、
食肉市場・
と畜場事業会計、
宅地造成事業会計、
都市施設整備事業会計、
都市開発資金会計、
母子福祉貸付資金会計、
国民健康保険事業会計) 報告第49号 法人の経営状況を説明する書類について 報告第50号
民事訴訟専決処分報告について 報告第51号
損害賠償額の決定に関する
専決処分報告について 報告監42の第18号 昭和41年度定期監査結果報告(定額基金の
運用管理事務)
---------------------------------◯出席議員 73人(欠は欠席者) 1番 藤岡信雄君 2番 吉田辰治君 3番 加藤正武君 4番 大原友一君 欠 5番 高野光男君 欠 6番 井上英夫君 7番 改発 弘君 欠 8番 柳井伝八君 9番 中尾安夫君 10番 塩田吾一君 11番
若林伊太郎君 欠 12番 安達喜雄君 13番 仲谷誠夫君 14番 佐伯三郎君 15番 安松克己君 16番
岸田改夫君 欠 17番 吉村義照君 欠 18番 植田完治君 欠 19番 音在又一君 欠 20番 中山正暉君 欠 21番 鈴木清蔵君 22番 室屋定三君 23番 森下土治君 24番 岸本太造君 25番 内村作二君 26番 山下博義君 27番 栗須 斉君 28番 高橋幸一君 29番 山口武志君 30番 島尾 茂君 31番
高貴伝三郎君 32番 小林通夫君 33番
中石清一君 欠 34番
隅野源治郎君 35番 山下喜一君 36番 井上長栄君 37番
佐々木栄一君 38番
加藤市太郎君 39番 辻 昭二郎君 40番 古山一郎君 41番 沼田喜一君 42番 綱沢靖二君 欠 43番 沢村信義君 欠 44番 長沢利治君 45番 山川洋三君 46番 松井義明君 欠 47番 和田正三君 48番 上野 弘君 欠 49番 沓脱タケ子君 50番
板並丈夫君 51番 辻 渡君 52番 野口末造君 53番 黒木武好君 欠 54番 高垣松雄君 55番 三原逸三君 56番
長谷川元一君 欠 57番 倉川 薫君 58番 大丸志朗君 59番 天野 要君 60番 美延重忠君 61番 行岡忠雄君 62番 長田義一君 63番 坂本 実君 64番
柳本松太郎君 欠 65番 勝田真人君 66番 南 常治郎君 67番 岡野正雄君 68番 寺西 武君 69番 田中豊栄君 70番 野村 清君 71番 寄吉 極君 72番 吉田 弘君 73番
中田捨次郎君 74番 佐野繁雄君 欠 75番 上田 武君 76番
西風金之助君 77番 伊藤 募君 78番
中村賢三郎君 欠 79番 米沢正実君 80番 田中正男君 81番 粟井岩吉君 82番 木下常吉君 83番 森野熊一君 84番
松尾禎一郎君 85番 次田虎雄君 86番 黒田廣一君 87番
坂井三郎君 88番
井上秀之助君 欠 89番 北山 勇君 欠 90番
大西保三郎君 91番 吉瀬昌幸君 92番 大神 仁君 93番 村田岩雄君 94番 大井満利君
---------------------------------◯職務のために出席した
事務局職員 市会事務局長 松浦芳平 議事課長 荒井政雄 議事係長 上羽睦義
委員係長 永安茂夫
---------------------------------◯議場に出席した
執行機関及び説明員 市長 中馬 馨 助役 下村 進 同 大島 靖 同 中尾正平 収入役 三宅季二 (
同和対策部長)
事務吏員 浅羽富造 (総務局長) 同
石川多賀夫 (
財政局長) 同 内山敞義 (
総合計画局長)
技術吏員 福山真三郎 (経理局長)
事務吏員 久川芳蔵 (民生局長) 同 関 重夫 (経済局長) 同 工藤敏郎 (衛生局長)
技術吏員 藤野保次 (清掃局長)
事務吏員 荻野二郎 (土木局長)
技術吏員 大塚 清 (建築局長)
事務吏員 黒田泰輔 (港湾局長)
技術吏員 叶 清 (
市立大学事務局長)
事務吏員 小島 誠 (
交通局長)
技術吏員 今岡鶴吉 (
水道局長) 同
長谷川寛一 (消防局長) 消防長 赤井次郎 (市長室長)
事務吏員 竹村保治 (
万国博覧会協力部長) 同 藤井弘巳 (
選挙管理委員会事務局長) 同 米田拾二 (
監査事務局長) 同 畑中良一
教育委員会委員長 中村文夫 教育長 柏原好光 (
人事委員会事務局長)
事務吏員 佐々木政憲 ---------------------------------
△開会 昭和42年11月8日午後3時17分開会
○議長(
坂井三郎君) これより
市会定例会を開会いたします。
△開議
○議長(
坂井三郎君) 直ちに会議を開きます。 本日の
会議録署名者を
中村賢三郎君、
板並丈夫君のご両君にお願いいたします。
○議長(
坂井三郎君) この際
決算特別委員会委員の辞職及び選任について報告いたします。 本日お手元に配付の印刷物に記載のとおり、
決算特別委員会委員勝田真人君より同委員を辞職したい旨成規の手続を経て届け出がありましたので、これを許可し、その後任に
中石清一君を選任いたします。
---------------------------------
△(イメージ)
決算特別委員会委員の辞職及び選任について
---------------------------------
○議長(
坂井三郎君) 日程第1、報告第46号、昭和41年度大阪市
歳入歳出決算報告について及び日程第2、報告第47号、昭和41年度大阪市東寺町外17財産区
歳入歳出決算報告について、一括して議題といたします。
-(報告第46号及び報告第47号は
会議録別冊の1に登載)-
○議長(
坂井三郎君) 理事者の説明を求めます。中馬市長。
◎市長(中馬馨君) ただいまご上程に相なりました報告第46号、昭和41年度大阪市
歳入歳出決算のご審議をお願いするにあたりまして、その大要をご説明申し上げます。 まず
一般会計の決算について申し述べますと、
歳入総額は1,219億5,186万6,351円、
歳出総額は1,223億1,833万7,692円でありまして、
差し引き3億6,647万1,541円の
歳入不足額は、昭和42年度歳入の繰り上げ充用により補てんいたしましたが、これは前年度の
歳入不足額4億2,628万5,617円に比し5,981万4,076円の減となつております。 次に
特別会計の決算でありますが、
大学医学部付属病院事業会計におきましては、
歳入歳出とも19億2,330万9,656円で
一般会計からの
補てん額は1億287万129円、
食肉市場・
と畜場事業会計は2億4,873万7,715円で、
補てん額は6,215万3,426円、
宅地造成事業会計は3億9,824万6,688円で、
補てん額は1億4,270万6,288円、
都市施設整備事業会計は16億5,795万2,291円で、
補てん額は3億6,845万6,404円、また本年度から新たに設けました
都市開発資金会計は
歳入歳出とも6億791万2,045円で、
補てん額は791万2,441円をもつてそれぞれ収支を相償わせたのであります。また
母子福祉貸付資金会計におきましては、
貸付金等として
一般会計から繰り入れた565万円を含め、
歳入総額5,097万8,356円に対しまして
歳出総額は4,425万5,698円で、
差し引き672万2,658円を翌年度へ繰り越しました。次に
国民健康保険事業会計におきましては、
歳入歳出とも74億4,650万451円となつておりますが、
一般会計からの
補てん額10億8,223万8,460円をもつて収支を相償わせたのであります。 最後に、
整理会計である
公債費会計におきましては、
歳入総額910億2,759万8,172円に対し、
歳出総額は881億6,309万7,673円で、
差し引き28億6,450万499円を翌年度へ繰り越したのであります。 以上、各会計の
決算収支を申し上げましたが、41年度の財政運営について
一般会計を中心にその概要を申し上げます。 本市財政の立て直しにつきましては、議員各位とともに、国会をはじめ政府及び関係機関に働きかけてまいりました結果、中央におきましてもようやく大都市の実態が認識され、長年放置されていた都市政策に対する論議が高まつていつたのでありまして、財政政策の面でも徐々に改善がはかられているのであります。 すなわち、本年度におきまして、現在の税制になりまして以来初めて積極的に増収をもたらす税制改正が行なわれ、所得税、法人税、
住民税等の大幅な減税施策の中にありまして、
固定資産税及び
都市計画税の
負担調整措置の実施により約12億円の増収をみたのであります。また、
市民税所得割りの
課税最低限の引き上げ及び
固定資産税の
免税点引き上げ等による減収額については、それぞれ
臨時地方特例交付金10億9,200万円の交付を受けて完全に補てんされたのであります。また、
軽油引取税交付金の配分方式の改善及び
石油ガス譲与税の創設による
道路目的財源の充実並びに
国庫支出金における差等補助の一部是正も行なわれ、その対策が一歩前進をみたのであります。しかしながら、再開発を推進し、大阪市を近代都市にふさわしい都市にいたしますためには、
大都市行政の実態に即応する税制に改め、もつて財源を拡充する必要があるのでありまして、市会の皆さまとともに中央に対し一そう強力な働きかけをいたしたいと存ずる次第であります。 さて、
一般会計の
決算収支を
最終予算と対比して見ますと、41年度
最終予算額1,252億9,100万円に対して
歳出決算額は1,223億1,800万円と相なり、
差し引き29億7,300万円の執行残を生じておりますが、これは第1部の
経常的経費において、主として人件費、
特別会計繰出金等で4億3,900万円の不用額を生じたほか、第2部の
建設事業費関係で、事業の完成を翌年度へ繰り越したことによる執行残額21億9,500万円並びに
公共事業費の認証減及び
特別会計繰出金の減等3億3,900万円によるものでありますが、
予算執行率は、本年度は98%と相なつておるのであります。 他方歳入におきましては、
最終予算額に比し33億3,900万円の減となつております。このおもな理由といたしましては、まず市税をはじめ諸
収入等経常的収入については、極力その増収をはかりまして、予算額に比し11億100万円の増収と相なつたのでありますが、他方、国、府支出金におきまして、翌年度への
事業繰り越し等に伴い10億6,600万円、
認証事業費の減少等により6億4,300万円、計画変更に伴い分担金及び
負担金等7億6,800万円のそれぞれ減を生じたのであります。 なお、起債につきましては、41年度は
特別事業債及び年度末特別債を合わせまして193億5,700万円と、前年度を40億円上回る許可を得たのでありますが、41年度の決算といたしましては、事業の
繰り越し等に伴いまして、起債収入17億2,400万円を翌年度へ持ち越しましたことと、49億2,800万円は
交付公債でありますので、別途に処理いたしましたため、126億9,200万円と相なつておるのであります。 次に41年度を40年度と比較してみますと、まず
経常的収支を経理いたしております第1部では、歳出において80億7,400万円増加し、これをまかなう歳入の増は77億4,600万円にとどまりましたので、
差し引き、第2部の
建設的事業費に充当できる財源は、前年度に比べて3億2,800万円減少いたしたのであります。一方、第2部におきましては、積極的に事業の促進につとめました結果、事業費は前年度に比べて145億2,500万円増加し、しかもこれに伴う
特定財源収入の増が、歳出の増加を3億8,800万円上回る149億1,200万円と相なつたのであります。したがいまして、昭和41年度末の
歳入不足額は、前年度末に比し五千九百万円余り圧縮したのであります。これは、主として41年度における
特別事業債の収入45億4,100万円及び本市の
財政収支不足に対する措置としての特別債29億円を得ることができたからであります。しかしながら、41年度末における
実質収支不足額は、前に述べました
繰上充用額に準
公営企業会計の
収支不足額及び事業の繰り越し、繰り延べに伴い翌年度へ持ち越した
一般財源所要額を加えますとなお29億円に及ぶのであります。 次に、41年度に実施いたしました各会計のおもな事業をご説明申し上げます。 まず道路、橋梁の整備につきましては、総額220億9,000万円を投じ、
都市計画街路18路線の築造、7路線の舗装、
橋梁立体交差8カ所の築造を行ない、また
一般土木事業として
市内道路約950路線の改良、舗装、補修及び橋梁百十余橋のかけかえ、補修を進め、
交通安全施設として
横断歩道橋、
道路照明、
安全さく等の整備を実施いたしました。すなわち、東西幹線として早期完成が待たれています築港・深江線には78億1,100万円を投じて、前年度に引き続き船場地区の
用地買収、
建物移転を進めるとともに、地下鉄第4号線の
建設工事と並行して、
国鉄大阪環状線の
森之宮架道橋改良工事に着手いたしたのであります。また、新大阪駅と都心部の連絡幹線である
御堂筋線には、18億900万円を支出し、
北大阪線以南国道1号線までの
用地買収、
建物移転を実施しますとともに、
国鉄東海道本線、
大阪環状線との
立体交差化工事及び新淀川以北の
高架道路工事にも着手いたしました。泉尾・今里線は、前年度に引き続き大正橋の
架設工事を進めるとともに、地下鉄5号線の建設と並行して御堂筋から湊町間の
用地買収、
建物移転に着手しました。桜島・守口線は、梅田新道、南森町地区の用地の買収、
建物移転を完了しまして、
梅田新道以東について一部
舗装工事を実施し、また此花区六軒家川橋のかけかえ工事にも着手いたしました。敷津・喜連線は、国道26号線から
南海高野線間の
用地買収、
建物移転を推進し、豊里・矢田線から南住吉町までの
舗装工事を実施しました。長柄・堺線は、
阪神高速道路大阪・守口線の建設に並行して
天満堀川地区の
用地買収、
建物移転を実施し、あわせて谷町9丁目の
交差点改良工事に着手し、加島・
天下茶屋線についても
中之島地区を貫通、常安橋、玉江橋のかけかえ工事を進めました。一方、41年度から
天王寺バイパスの建設にも着手いたしたのであります。さらに国直轄の第二阪神国道につきましては、主として港、大正両区の
用地買収、
建物移転を行なうとともに、神崎川、正蓮寺川等の
橋梁工事を実施いたしました。なお、昭和38年度から継続実施しておりました関西本線
高架化工事は、本年9月上下線が完成して供用を開始いたしました。また、十三バイパスの築造については、
新淀川以南の
高架道路の築造、新十三大橋の
架設工事を実施し、本年6月に全線を開通することができました。さらに柴谷・平野線、中津・赤川線、住吉・八尾線の築造、大阪・高槻・京都線の
改良工事等幹線道路の築造、舗装を実施いたしました。また、市民の日常生活に密着した
末端道路の整備を強力に推進しますとともに、1区1台の
応急修理車を配置して、機動的に
舗装道路の早期補修を実施いたしましたほか、41年度から新たに制定された
交通安全施設等整備事業に関する
緊急措置法に基づいて、
横断歩道橋、歩道設置、
道路照明及び安全さくの整備等を実施しました。さらに
橋梁事業といたしまして、肥後橋、渡辺橋、葭屋橋の
完成等橋梁の新設、かけかえ等を推進したのであります。 次に、
交通難打開策の一環として強く望まれております
高速自動車道路の建設につきましては、
阪神高速道路公団に対し、出資金及び交付金として16億1,000万円を支出し、その事業の推進をはかり、本年3月には
市内環状部分の完成を見たのであります。また
駐車場整備事業につきましては、
西横堀駐車場の建設を進めて一部供用を開始するなど、1億1,200万円を支出いたしました。なお、
都市過密対策の一環として、政府を促し41年度から新たに設置いたしました
都市開発資金会計におきましては、
工場あと用地の買収に6億300万円を支出し、公共空地の確保につとめたのであります。
公園事業におきましては、
桜島公園等30カ所の児童公園の整備、造成を実施し、また
淀川河川敷、鶴見緑地の一部を利用して運動広場を造成いたしました。なお、大阪城公園は、杉山地区の
森林公国造成に着手しますとともに、既設地区の整備、植裁を実施しました。長居公園は、その整備を進めつつ
テニスコート5面を完成、さらに
トレーニング場の建設にも着手いたしました。このほか、
瑞光寺プールを完成いたしますとともに、既設公園、動物園の整備等を実施し、さらに41年度もまた約6万1,000本の木を植えるなど、
緑化事業を一そう積極的に推し進め、総じて6億6,000万円を支出し、緑豊かな潤いのある町づくりを進めたのであります。 次に、
土地区画整理事業並びに
立体換地方式による
市街地改造事業につきましては、62億5,500万円を支出して、前年度に引き続き新大阪駅周辺及び第二
阪神国道西淀川地区において、
用地買収、
建物移転を実施いたしました。特に新大阪駅周辺地区においては、
御堂筋線のうち新大阪駅と新淀川間の
建物移転をほぼ完了いたしたのであります。また、従来より施行中の地区についても、
建物移転、街路、上下水道の整備を行ない、41年度末までに谷町、本町工区ほか30工区の換地処分を完了しまして、これに伴う清算を実施いたしました。さらに港、大正両区の
港湾地帯区画整理事業につきましても、
建物移転と盛土及び街路、上下水道の整備を実施いたしましたほか、
市街地改造事業につきましては、大阪駅前地区の第1棟ビルの建設を進め、谷町地区とともに用地、建物の買収を行ない、鋭意事業の推進につとめたのであります。なお、
宅地造成事業では2億9,500万円を支出して、東淀川区下新庄、豊里及び
豊里西地区の道路、公園の築造、
上下水道管の布設等を継続実施いたしたのであります。 次に、
地盤沈下対策及び
都市公害対策といたしましては、26億9,100万円を投じて事業の進捗をはかりましたが、まず
河川高潮対策事業は、新5カ年計画の第2年度として、日吉橋など10橋のかさ上げ並びに排水施設として
浜口ポンプ場を完成いたしました。一方、
港湾地帯高潮対策事業は、前年度から実施いたしております補足計画に基づき臨海地域の防潮堤、
防波堤等の新設、かさ上げ、その他
補強工事等を継続実施いたしました。また、大気汚染の実態把握のため、
大気汚染観測ステーション2カ所、
自動車排気ガス観測ステーション1カ所を設置し、あわせて理化学的諸調査等を行なうなど、観測態勢の強化につとめたのであります。このほか、
工業用水道事業に対する
補てん金として2億5,500万円を支出いたしておるのであります。
河川事業といたしましては、河川の浄化、環境の整備に一歩踏み出すことにいたしまして、多年懸案となつておりました道頓堀川
改修工事に地元の協力を得て着手し、ご承知のごとく先月完成いたしたのであります。 また、市周辺部低地区の水害防止のためには、駒川など7河川の護岸改修、しゆんせつ等を行ない、また、
東大阪治水対策の一環としての
平野川改良工事を前年度に引き続き実施しましたほか、浸水対策、
環境浄化対策を兼ねて、市内水門の整備、西之川など2河川の埋め立て等に、総じて10億5,300万円を支出いたしたのであります。 次に、大阪港整備事業には総額41億8,800万円を投じました。まず港内及び河川筋の航路、泊地のしゆんせつ、南港商港地区、中央埠頭地区、安治川内港等の岸壁、物揚場の新設及び改良につとめますとともに、臨港地区内の道路及び橋梁等の整備並びに此花区常吉町地区の埋め立て事業を継続実施いたしたのであります。 次に、教育事業といたしましては、まず校舎新増築事業では、集団住宅建設等に伴う小、中学校の新設、教室整備を中心に、屋内運動場兼講堂の新築等、前年度からの繰り越し分をあわせ、76校、274教室、14講堂を完成し、このほか特殊教育の振興をはかるために、生野養護学校の新設第1期工事として16教室、さらに助松養護学校の移転に伴う8教室と6寮室、また此花工業高校校舎の増築に2教室、幼稚園は2園の増築整備をそれぞれ完成いたしたのであります。また、校舎改築事業は、要改築校舎並びに講堂の改築と、火災復旧事業として、前年度からの繰り越し分をあわせ34校、163教室、2講堂並びに生野工業高校の実習室等の改築を完成いたしました。さらに、新設及び拡張用地等を中心に、18校約6万3,000平方メートルの
用地買収を実施しますとともに、学校校舎の補修、防音設備の整備、児童生徒の机、いす、教材、産業教育設備、給食設備及び144校の校庭緑化等施設設備を整備し、学校維持運営費の増額とあわせて、父兄負担の軽減につとめたのであります。 次に、社会教育におきましては、青少年対策として、びわ湖青少年の家の拡充、整備を完了しましたほか、東淀川区に体育館を、勤労者センターとあわせ建設に着手し、目下進捗につとめております。また、不在家庭児童会を拡充し、かぎつ子対策の推進をはかりました。婦人対策としては、婦人会館に3階を増築し、諸講座の拡充をはかるなど、婦人教育の充実につとめたのであります。 市立大学の整備につきましては、9億6,700万円を支出いたしまして総合学舎建設の一環として、工学部校舎第2期
建設工事を完成しましたほか、文科系学部研究室の増築、教養施設の整備等を行ないました。また、付属病院は、病床490床の第2新館の
建設工事を継続実施し、近日竣工の予定でありますが、そのほか看護婦寄宿舎、医療機械器具等の整備にもつとめました。 以上、教育事業費として、総じて38億6,100万円を支出したのであります。 次に、住宅対策でありますが、公営住宅及び改良住宅の建設は、前年度分90戸を完成、当年度分3,680戸に着手して、2,658戸を完成いたしました。また、中小企業従事者住宅は、単身寮185室、世帯向き住宅59戸ができ上がり、住宅供給公社からの委託による住宅建設については、一般分譲住宅462戸を完成し、あわせて41年度において、3,454戸の建設を完了いたしました。 このほか、給水鋼管の取りかえを重点とした既設住宅の補修、施設及び環境の整備等を実施しますとともに、さらに防災建築街区造成事業の促進につとめるなど、総じて76億2,400万円を支出いたしました。次に、社会福祉対策といたしましては、まず生活保護及び失業対策に66億6,600万円を支出しまして保護基準の引き上げ等とともに、弘済院更生ホームの建設を完了し、また、年間延べ107万人の失業者の就労を実施いたしました。 児童、母子の福祉対策には、14億6,200万円を支出しましたが、39年度から重点的に増設を推進してまいりました保育所の建設は、当年度分8カ所を着手し、また弘済院児童ホームの改築を完了いたしますとともに、民間福祉施設の増改築並びに職員研修費の増額により、その助成につとめ、砂山運動を展開して、児童の遊び場を確保するなど、福祉の向上につとめたのであります。 老人の福祉対策には、5億9,100万円を支出いたしました。特に敬老金の支給範囲を83歳から81歳まで引き下げて支給いたしましたほか、老人敬愛運動を強力に展開いたしますとともに、弘済院特別養護老人ホームの第2期工事を完成しました。その上、養護老人ホームの増築第1期工事を完了し、また老人のための機能回復訓練設備の整備を行ないました。 心身障害者の福祉対策には、2億1,600万円を支出しました。身体障害者福祉センターの整備を完成し、前年度新たに設けました重度身体障害者給付金の支給額を倍額に引き上げましたほか、同じく前年度から実施した技能修得金の支給とともに、障害者の更生援護につとめたのであります。 また同和対策事業には、2億700万円を支出しまして、保育所、市民館等の福祉施設及び道路、下水排水路の整備並びに更生生業資金の貸し付け、同和教育の充実、環境衛生対策、産業振興対策等の強化につとめ、別途の住宅の建設と相まつて、その推進をはかつたのであります。 さらに、国民健康保険事業につきましては、約29万世帯、被保険者約92万人を対象に、療養給付、その他助産、葬祭費の負担等をあわせて件数で423万件、金額では66億7,400万円の給付を行ないました。 次に、中小企業振興対策といたしましては、まず中小企業金融の円滑化を積極的に推進するため、中小企業融資準備基金を3億2,400万円増額するとともに、信用保証協会に対する貸し付け金9億9,000万円、同協会に対する代位弁済等補助金1億8,100万円を支出するなど、41年度は次に述べます貿易関係融資と合わせ、総額約478億円の融資及び保証を行なつたのであります。また本市卸売り商業の振興と問屋街の再開発を促進するため、株式会社大阪マーチヤンダイズマートに1億2,500万円の出資をいたしますとともに、中小企業の共同施設の建設を助成するなど、総じて中小企業対策には28億300万円を支出いたしました。さらに貿易振興対策といたしましては、輸出金融の円滑化をはかるため、大阪輸出協会及び信用保証協会に対して4億4,000万円を貸し付けるとともに、国際見本市施設を充実するため、恒久展示場3号館の建設に着手いたしましたほか、海外見本市への出品、海外事務所の運営など、総額12億1,600万円を支出いたしました。また観光事業につきましては、修学旅行など観光団体の宿泊施設の不足を補い、万国博覧会にも役立てるため、株式会社大阪旅行会館を設立することとして、2,500万円の出資をいたしました。そのほか、消費経済対策として小売市場施設の近代化等に4,600万円、牛と室の拡充など
食肉市場の整備に5,900万円、農畜産事業に2,100万円を支出いたしたのであります。 次に、保健衛生対策といたしましては、少年保養所病棟の増築、南、城車両保健所の改築、東保健所の移転並びに既設の保健所、伝染病院、少年保養所、衛生研究所及び小児保健センター等の整備につとめましたほか、伝染病予防対策、結核対策、蚊、ハエ駆除対策の強化や、母子衛生対策等に総じて23億7,200万円を支出いたしました。 清掃事業につきましては、まずごみの衛生的終末処分をはかるために、全量焼却処分体制の確立を目途として、焼却工場の建設に鋭意努力してまいりましたが、41年度におきましては、八尾工場を完成し、日量350トンの焼却能力の増大を見ましたほか、43年完成を目標に、日量900トンの焼却能力を持つ森之宮工場の建設に着手しました。また、オートパツカー81台、大型、小型じんかい車16台、し尿バキューム車69台を購入して、ごみ・し尿収集の拡充、整備につとめ、さらに清掃事業用処分地の確保、現業員詰め所その他作業施設の整備を行ない、総じて27億7,000万円を支出いたしたのであります。 次に、消防設備事業といたしましては、1億4,300万円を支出して、迅速なる救急措置のできるよう、救急指令台を新設しましたほか、西淀川消防署改築工事の着手並びに南港方面消防基地としての平林消防出張所の建設、無線電話機37基、大型はしご車1台、消防ポンプ車8台、赤バイ4台の増強及び更新、その他消火栓、機械器具等の整備拡充を実施いたしました。 また、市区庁舎等の整備と市民サービスの改善につきましては、3億9,800万円を支出して、東成、旭両区庁舎の建設準備、生野区庁舎の増築及び保健所との合同庁舎として、城東区役所附設会館の建設等に着手いたしました。このほか、窓口サービスをさらに改善するため、帳票の集中、簡素化を実施いたしますとともに、此花、生野、阿倍野の3モデル区について窓口事務の機械化、一元化を実施し、さらに市民相談については、全区に専任相談員を配置して、市民サービスの向上につとめましたほか、土木事業所の整備に、2億2,600万円を支出して、渡船事務所、出張所2カ所の建設及び
用地買収等を実施いたしたのであります。 以上をもちまして、昭和41年度決算の概要をご説明申し上げましたが、なお詳細につきましては、後日の決算委員会におきまして、慎重にご審議になることと存じますので、その機会に譲りたいと存じます。何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げる次第であります。
○議長(
坂井三郎君) おはかりいたします。ただいま議題となつております報告第46号及び報告第47号は、目下報告第37号、昭和41年度大阪市市民病院事業会計決算報告について外3件を審査中の決算特別委員会に付託することに決してご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂井三郎君) ご異議なしと認めます。よつて議長発議のとおり決しました。
○議長(
坂井三郎君) 日程第3、議案第122号昭和42年度大阪市
路面交通事業会計補正予算ないし日程第5、議案第124号、昭和42年度大阪市
公債費会計補正予算、一括して議題といたします。
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△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第122号
△(イメージ)議案第123号
△(イメージ)議案第123号
△(イメージ)議案第123号
△(イメージ)議案第123号
△(イメージ)議案第124号
△(イメージ)議案第124号
△(イメージ)議案第124号
△(イメージ)議案第124号
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○議長(
坂井三郎君) 理事者の説明を求めます。今岡
交通局長。
◎
交通局長(今岡鶴吉君) ただいまご上程に相なりました議案第122号ないし第124号につきまして、その大要をご説明申し上げます。 さきに皆さま方のご議決を得ました路面交通事業の財政再建計画は、8月22日に承認を受け、また交通4事業の料金改定につきましては、10月24日に認可を受けまして、11月1日より実施いたしておりますが、今回の補正予算案は、これに伴う予算の補正をいたすものであります。 まず、路面交通事業におきましては、再建計画を基礎として、運輸収益及び再建債利子補給など、収益全体で3億5,600万円を追加するとともに、費用においても、再建債の支払い利子、昨年度の給与改定に伴う人件費など7億2,900万円を追加し、この結果、収支の不足額は36億6,800万円から40億4,100万円に増加することになります。このほか期間外費用として、給与改定による過年度給与費など4億3,000万円を追加いたしております。また資本的収支におきまして、再建計画に基づき
一般会計からの助成資金4億6,500万円を追加するほか、企業債1億1,600万円及び建設改良費1億5,900万円を減額いたしました。 次に、高速鉄道事業会計におきましては、乗車人員の増加及び料金改定による運輸収益の増18億500万円、並びに路面交通事業と同様に給与改定による人件費の増など2億1,900万円を追加いたしたのでありまして、これにより収支の不足額は33億8,900万円から18億200万円に減少することに相なりますが、このほか、期間外費用として1億6,000万円を追加いたしました。また、資本的支出におきまして、
一般会計からの借入金返還金を2億5,000万円追加いたしております。 最後に
公債費会計でありますが、財政再建計画に基づく路面交通事業会計の今回の補正に伴い、財政再建債の利子及び発行経費並びに公債収入などを補正し、5億4,800万円の追加と相なつております。以上をもちまして補正予算案の大要をご説明申し上げましたが、何とぞよろしくご審議のほどをお願いいたします。
◆35番(山下喜一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となつております議案第122号ないし議案第124号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(
坂井三郎君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂井三郎君) 異議がありますから、起立により採決いたします。35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立)
○議長(
坂井三郎君) 多数であります。よつて議案第122号ないし議案第124号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
坂井三郎君) 日程第6、議案第125号、
執行機関の附属機関に関する条例の一部を改正する条例案、議題といたします。
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△(イメージ)議案第125号
△(イメージ)議案第125号
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◆35番(山下喜一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第125号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(
坂井三郎君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂井三郎君) 異議がありますから、起立により採決いたします。35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立)
○議長(
坂井三郎君) 多数であります。よつて議案第125号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
坂井三郎君) 日程第7、議案第126号、大阪市
市税条例の一部を改正する条例案、議題といたします。
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△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
△(イメージ)議案第126号
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◆35番(山下喜一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第126号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(
坂井三郎君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂井三郎君) 異議がありますから、起立により採決いたします。35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者 起立)
○議長(
坂井三郎君) 多数であります。よつて議案第126号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
坂井三郎君) 日程第8、議案第127号、
大阪市立大学家政学部学舎新築工事請負契約締結について、議題といたします。
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△(イメージ)議案第127号
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◆35番(山下喜一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第127号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(
坂井三郎君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂井三郎君) ご異議なしと認めます。よつて議案第127号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
○議長(
坂井三郎君) 日程第9、議案第128号、大阪市
工業用水道事業給水条例の一部を改正する条例案、議題といたします。
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△(イメージ)議案第128号
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◆35番(山下喜一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第128号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
○議長(
坂井三郎君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
坂井三郎君) ご異議なしと認めます。よつて議案第128号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。
△閉議
○議長(
坂井三郎君) 本日の日程は以上で終了いたしました。
○議長(
坂井三郎君) この際報告いたします。元市会議員矢森肇君が10月30日逝去いたされました。ここに謹んで哀悼の意を表しご報告申し上げます。
△散会
○議長(
坂井三郎君) 本日はこれをもつて散会いたします。 午後4時5分散会--(報告第48号は
会議録別冊の2に登載)--
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△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
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△(イメージ)報告第49号
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△(イメージ)報告第49号
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△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
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△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第49号
△(イメージ)報告第50号
△(イメージ)報告第50号
△(イメージ)報告第50号
△(イメージ)報告第51号
△(イメージ)報告第51号
△(イメージ)報告監42の第18号
△(イメージ)報告監42の第18号
△(イメージ)報告監42の第18号
△(イメージ)報告監42の第18号
△(イメージ)報告監42の第18号
△(イメージ)報告監42の第18号
△(イメージ)報告監42の第18号